やけあ〜と(Yake-art)

Yukko




第1回< プロローグ >



2004年12月27日月曜日。

その日会社ではそれほど忙しくもなく、

翌日は仕事収めだしその後は暫しの冬休み〜。

何とも穏やかなゆったりとした気分の日でした。

翌早朝に大惨事が起こるなど、

その時はまだ想像すら出来なかったのです…。



退社後、夕食に招いてくれた友人家の手土産にワイン

でも…と酒屋へ。ちょっと珍しい“ホットワイン”の

ラベルが目に入り1本購入。

友人宅には私が一番乗り。そこのネコと戯れたりして

他のメンバーが来るのを待ちました。メンバーはその

家の夫婦と私以外に女性2人の計5名。

季節がら定番の鍋料理。

まずは缶ビールで乾杯〜! ……そのうちビールも飲

み干し、店以外で飲むのは初体験のホットワインを鍋

で暖めて、再び乾杯〜!

1本を5人で等分すると1人あたり小さ目のグラスに

たった2〜3杯ほど。アルコールは決して弱くない私

(人は迷わず強いと言いますが…)としては、深酒と

はほど遠い量でした。

料理&お酒やデザートも美味しくいただき、話しも盛

り上がり、フッと時計を見たらけっこう遅い時間…。

私のみ市外に住んでおり、最終電車の時間が気になる

のでもっとみんなと話していたかったけれど仕方なく

重い腰を上げました。

その時、別の友人が自分の家へ泊まるよう誘ってくれ

ました。一瞬『そうしようかナ…』と思いましたが、

その日の服は洗濯の必要があり、翌日もそれを着たく

なくて結局帰ることにしました。

この洗濯…いや“選択”がその後の明暗を大きく分け

る事になろうとは〜!!

でも、もし泊まっていればここに体験談を書く機会も

なく、“やけあ〜と”なるものも生まれはしなかった

のですが…ね。



最終電車にも無事乗れ、夜中の1時頃に帰宅。

私の部屋は、現在築70年ほどの母屋に約30年前に

増築した木造2階建ての上2部屋で、六畳と八畳の板

間。1階はガレージ(と言っても車はなく物置に…)

と納屋。

部屋に入るとまず電気とTVを点けるのが習慣。

暖房はホットカーペットだけなのでかなり寒く、帰宅

後はいつも寝巻に着替え、上半身は軽くて肩の凝らな

いジャケットを、下半身は巷で安く売っているこれま

た軽いスポーツタイプのズボンをその上から着込み、

首にはネックウォーマー…と完全防備。

化粧を落とした後、大して面白くもない番組を見なが

らタバコを一服。

……そろそろ寝ようと、まずベッド横の柱に固定した

小さなクリップ式ライトを点けました。電気とTVを

消したら真っ暗になり、物が多すぎて足の踏み場が少

ない私の部屋ではつまずくおそれがあるのです。

まるで今流行の“片付けられない女”ですね…私は!

でも一応ゴミはちゃんと捨ててますデスよ〜。

TVを消そうとして、もう少しだけその番組を見よう

とその時思いました。

初めのうちはホットカーペットの上に座って見ていた

のですが、そのうち横になる体制で見始めました。

脳裏に『まだ見るならあのライトを消さねば…火事に

なったりして…』との思いがよぎりました。何故なら

ライト脇にあるカーテンがそれを覆うように被さって

いたような気がしたから…。

でも私は長く見る気はさらさらなく『もうすぐベッド

に行くから〜』と思いながら、

そのまま眠りに入ってしまったのです……………


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