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閑人から陶人へ「秋の暮道はだんだん細くなり」

北窗閑人 竹端 章
小さな秋01
小さな秋01
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このサイトに紙面を頂いてから、
はや1年が過ぎようとしている。
もともと文章は大の苦手、
写真でなんとか場を持たせられないかと悪戦苦闘。
しかし読み返してみれば、やっぱり中身が……。
閑人大いに反省しているその時、
台所から家人の声
「しょうがないわよ、底が浅いんだから!」
閑人撃沈!

サイトオーナーには都度、
暖かい励ましをいただき大いに助けられた。
ここまで続いたのはひとえに読者のお陰、
雑文に我慢してお付き合いいただいた
皆様にあらためて御礼を申し上げたい。

最近は久しぶりに会った知人から
「ホットライン読んでますよ」と
声をかけられることもしばしば。
「お恥ずかしい」と言いながらも
ちょっぴりうれしい。
昨年春からの180度違った生活への変化に対して
中には「土を捨てて町へ出よ」と
言いたげな人もいないではない。
しかし生来のノンキな性癖、
結構快適で性分に合っている。
とは言うものの土との格闘は半端では
できないこともいつも思い知らされる。
やきものは本当に奥が深い。
高みを極めた先人は数知れず、
足元に近づくのも並大抵ではない。
ここいらでちと性根を入れねば、
と思っている昨今。

小さな秋02
小さな秋02
小さな秋03
小さな秋03
小さな秋04
小さな秋04
小さな秋05
小さな秋05
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「この道や行人(ゆくひと)なしに秋の暮」

先日、目にとまった芭蕉の句である。
そこで閑人の一句。

「秋の暮だんだん道は細くなり」

この先、ただ広い道を歩いていても
もう何も見つからないのは自明の理。
時間に余裕のある御仁は散歩の途中、
Y字路や十字路にさしかかったら
迷わず細い方の道を選んでください。
大通りにはもう情緒のかけらもありません。
ただし迷子にだけはならないように!
行き止まりになったらどうするかって?
その時はその時!

これからも時々顔を出すことがありましたら
お付き合いください。
ありがとうございました。



竹端 章 HP「陶工房 酔侯廬」
http://www1.kcn.ne.jp/~takebata/


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2003年1月 第1回「スローライフ讃歌」草木盆栽のすすめ
2003年2月 第2回「やきもの三昧」生活陶芸のすすめ
2003年3月 第3回「壺中天有り」陶と書の出会い
2003年4月 第4回 二人展後談「気は使い手が入れる」
2003年5月 第5回「有酒人生何不楽」芋焼酎を味わう
2003年6月 第6回「古物礼讃」小さな古時計
2003年7月 第7回「美味探索」スペインはうまいっ!
2003年8月 第8回「蕎麦道入門」されど蕎麦猪口
2003年9月 第9回「閑人料理」夏の一汁一菜
2003年10月 第10回「閑人パン工房」土を焼かずにパンを焼く
2003年11月 第11回「用の器」無口な片口をつくる
2003年12月 第12回 閑人から陶人へ「秋の暮道はだんだん細くなり」
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