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「美味探索」スペインはうまいっ!

北窗閑人 竹端 章
ロンドンのマネキン、キモチ悪い!
ロンドンのマネキン、キモチ悪い!
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ひと気もまばらな関空を後に一路ロンドンへ、
一変、活気にあふれるヒースロー空港の空は
イギリスには珍しい抜けるような青空だった。
閑人の語学助っ人として心強い娘の出迎えを受ける。
EUへの参画を見送った英国はあくまでも
欧州連合とは一線を画したいらしく
かつての大英帝国の誇りが見え隠れする。
しかし現在のようにポンドが強いうちはよいが
一旦かげりをみせた時には、
ユーロ圏に吸収される日もそう遠くはないはずだ。

早速ストリートマーケットをはしご。
ポートベローの骨董市は芋の子を洗う混雑、
骨董好きのロンドンっ子には恐れ入った。
食に感心のうすいイギリス人も最近は健康食ブーム。
自然食、有機栽培、日本食、等など
結構気を使っているようだが
街には小錦級超肥満のへそだしルックが溢れていた。
食の「質より量」は余り変わっていないようだ。

ポートベローの蚤の市
ポートベローの蚤の市、
まっすぐ歩けへん!
オールドスピタルフィールドマーケット
オールドスピタル
フィールドマーケット、
何処を見ても
ORGANICだらけ、
ほんまかいな!
手作り石鹸
手作り石鹸、
香草や何やかや
混ぜまくり!
自家製の豆腐屋
自家製の豆腐屋、
石のように硬い!
絹ごし豆腐を
知らんのか!

かなりいけてるバイク
かなりいけてるバイク
イングリッシュガーデン?
イングリッシュガーデン?
どこにも変なヤツはおる!

バースで泊まったB&B
バースで泊まった
B&B、庭も部屋も
食事もマル。

田舎町の窯元
田舎町の窯元、陶芸家は
みんな日本をみている。
ここのオヤジは
浜田庄司に心酔。

清澄、静穏、脱帽!!
清澄、静穏、脱帽!!
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コッツウオルズの田舎を1日訪ねたが
初夏のイギリスはこのうえなく
穏やかで優しい素顔を見せてくれた。
駆け足でのイギリスを後にバルセロナへ。
バルセロナはオリンピック開催以降、
スペインの新しい顔を見せているという。
ツーリストでごったがえす空港も
素晴らしく整備されていてきれいだ。
空港でレンタカーを借り、イタリアの次に
危ないというスペインを走る。
日本に比べ五割増のスピードとロータリーに
慣れればどうということはないと威勢は良かったが
クラクションに攻めたてられることしばしば。

サンジュセップ市場
バルセロナ最大の
サンジュセップ市場
ここの生ジュースは絶品!
ここの生ジュースは絶品!
さやえんどうのオブジェ?
さやえんどうのオブジェ?
まるでディスプレーの
コンテスト
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ゴシック地区を中心に観光スポット、
ショッピング、レストランなど活気にあふれ、
明るく、きれいで治安も悪くない。
物価も安くロンドンの3分の2程度、
なにより食材は秀逸、地中海の幸と肉類、
ピレネー山麓で取れる野菜、穀類、
それに上質なワインがあれば
あとは黙々と食べるのみ。

HOTEL MAS PAU
とても古い農家を
改築したHOTEL MAS PAU
シンプルなデザインの遊具
ホテルの庭に置かれた
シンプルなデザインの
遊具、子供のためでは
なさそう?
家畜小屋を見事にリメイク
家畜小屋を見事に
リメイク、左側が
セミスイートの部屋
2階レストランのオープンテラス
2階レストランの
オープンテラス
お通しも懲りまくり!
お通しも懲りまくり!
しかしセンスは
イイのです
味そのものより演出を味わう
味そのものより
演出を味わう
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カタルーニャの伝統的地中海料理に加え、
最近話題の新感覚料理も今回の目的の1つ。
「イルブジ」の予約は取れなかったが、
イルブジで10年チーフを
務めたというシェフがやっている
HOTEL Mas Pau で味わうことができた。
それは多分に日本の懐石料理の
手法を取り入れたもので器、
盛り付け、食材の組み合わせなど
非常にアート感覚溢れる創作料理だが……、
結論から言えば懲りすぎである。
4月号でも少し触れたが創意が剥き出しなのだ。
気が入りすぎている。

バルセロナに戻り地の素朴な
カタルーニャ料理の方がずっとうまかった。
しかし機会があればジローナから1時間、
Mas Pauという村に
ぜひ足を伸ばしてみることをお勧めしたい。
参考に「イルブジ」のレシピ−集を
買ってきたものの
スペイン語とカタルーニャ語で
書かれていてチンプンカンプン。
美しい写真だけを楽しむことにする。
バルセロナ中心に5泊の旅だったが
スペインはおいしい。

帰ってきた関空には閑古鳥が鳴いていた。
うすら寂しいのは、
梅雨空のせいだけではなさそうだ。

ホテルロビーへのアプローチ
ホテルロビーへのアプローチ、
照明のしつらえもVERY GOOD!
「イルブジ」のレシピ−本
「イルブジ」のレシピ−本
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竹端 章 HP「陶工房 酔侯廬」
http://www1.kcn.ne.jp/~takebata/


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2003年4月 第4回 二人展後談「気は使い手が入れる」
2003年5月 第5回「有酒人生何不楽」芋焼酎を味わう
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2003年12月 第12回 閑人から陶人へ「秋の暮道はだんだん細くなり」
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