![]() 乳児の死出の旅用にワーカーが手作りした箱 |
雨期のTopics 前回ご報告した異常気象ぶりのその後。 例年より一ヶ月遅れで6月末にやっと雨期突入。 ただし雨量は少なめ、道路が川状態になることも今はなし。 7月の気温は日本の7月とほぼ同じか少し低め。過ぎた酷暑を思えば“楽勝!”。 路上生活の人達には一番厄介な時期に思えるのだが、どうして彼らは逞しい。 “アーケードの下暮らし”でない人たちの唯一の雨除けはビニールシートと重しのレンガ。 「濡れて困るものが沢山あるでなし、陽が照れば道に広げて乾かしゃいいさ、 傘なんぞお呼びじゃない、自然のシャワーだ」てな具合か。 |
![]() 路上の子沢山家族。夫婦と子供4人、一人は蚊除けネットの中に。 後ろのブルーのビニールが雨降り時の屋根。 |
そして今熱いのは、長く続いたマルクス共産主義地盤で、 議席数を大幅に奪取した、ママタ女史率いるTMC・草の根会議派かもしれない。 総選挙後初の大規模集会を街の中心部エスプラネードで7/21に開いたのだが、 何と集めた支持者50万人を超えたとか。1700台のバス・トラックを確保し、 雨の中を党旗なびかせながら会場めざして疾走する様は、まさに怒涛のごとくであった。 路線バスも大半チャーターされており、 中心部はほぼ一日厳しい交通規制が敷かれたこともあって、 半径数キロの移動手段はたった一路線の地下鉄のみとなった。 その翌日にはタクシー業者が運賃改定を求めてストライキ、 24日には民間のバス・タクシー・貨物車の運送業者団体が無期限ストライキに入った。 “15年以上の古い商業用車両の走行を禁止する(8月1日実施)”という 高裁決定に抗議したものとか。大半のバス・タクシーのオンボロぶりからして、 この裁定は何と大英断というか、無茶なというか、これもThat's India。 いかに移動の足を奪われようと、不自由を強いられようと、 人々が動じないのもThat's Indiaである。 「カッカッしても仕方ない、なるようになるさ」 業者団体はその日の夕方にストを撤回し、最高裁に上訴することになったとか、 まだまだスト再開の可能性ありということだ。 皆既日食の21日、インドでは西南から北東にかけて軌道直下になるというので、 多くのボランティアがコルカタから聖地バラナシへ出掛けた。 ヒンドゥー教徒のしきたりでは、太陽が隠れる時間の前12時間断食して、 その日は何もせずマントラを唱えているのがよいらしい。 そしてこの日の光線は有害だから、妊婦は外出はおろか窓越しにも光を浴びてはならぬと。 要は不吉のイメージ? ちなみに、曇り空のコルカタでは、 小さく三日月のように見えただけ、もっぱらネットで観賞した次第です。 そうそう、大事なことを忘れていました。 7/7はsumiko○○歳の誕生日。 カードやメールでメッセージをいただき、 キランママからはお花に手作りチョコレートケーキとディナー、 義妹のリタさんからもお花と手作りケーキの嬉しい贈り物。 吐き気と頭痛で一日中寝てしまっていたのに、夕方にはそれらも退散してくれ、 有難いディナーパーティを断わらずにすみました。 又一つ取って(マイナスして)、さぁー溌剌と。 |
![]() 久しぶりにキランママ登場。いただいた花と手作りチョコレートケーキ。 |
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