奮闘記 in KOLKATA


記録づくめのようです
京都へ帰省中の5/25に、サイクロン「Aila」が西ベンガル州とバングラを直撃、
6月に入ると雨期のはしりで多くなる筈のスコールが今年は極端に少なく、
高温多湿の酷暑がダラダラ続き、停電が頻発‥‥、キランママでさえ、
こんな異常は初めての経験とか。
Ailaになぎ倒された樹々は一ヶ月近くそのまま、処理が追いつかなかったのだろう。
以前、ある団体の移動クリニックに同行して訪れた
マングローブ生茂る国立公園・スンダルバンスも高浪の被害が甚大だったようで、
家を流された人々や行方不明になったベンガル虎はその後どうなったのだろう。
ニルマル・ヒルダイ「死を待つ人の家」でも色んな影響がでている。
疥癬が増えるのは毎年のこととしても、蟻の襲来の凄さには悩まされる。
食べこぼしに蟻がたかるといった生易しさではない。
床ずれの創傷部からの血や膿を狙って蟻が患者さんの背中とシーツ一面にうごめいていたり、
骨折手術で膝下に突き刺された金属ピンの挿入部位の血に蟻が山をなしてたかっていたり、
見つけるたびに思わず叫んでしまう。1〜2mmの茶色い蟻である。
私はしょっちゅう刺されて痒みが残るのだが、重症者だと痒みや痛みも訴えられないから、
早く見つけてあげるしかない。バスルームで全身を洗ってあげ、シーツ類もすべて替え、
マットやベッドフレームを消毒液で拭き、スプレーをかけ‥‥この繰り返しが数日続いている。
また、足の創傷治療が終わればすぐに出すからと髪の毛を剃らなかった女性の頭に、
わんさかのシラミを見つけて対処することも。
シラミシャンプーは薬局で当たり前に売っているのだが、注意深く使わないと何の効き目もない。
まず髪の毛を濡らしてシャンプー剤をまんべんなく多めに馴染ませ揉み込んでから
ビニールキャップをして30分以上おく。そしてバスルームで一度流してから、
もう一度シャンプー剤で揉み洗いし目の細かい櫛で念入りに梳いてから洗い流す。
これでも100%シラミを駆除できない場合もある。
暑さゆえにより手間がかかるこの季節にかぎってボランティアは少ない。
登録していても体調を崩したり旅行に出かけている人もいて、
男女20名ずつの定数に対し6〜7名の日もある。
キリキリ動いて帰り道の足取りが鉛のように重い割には、
「あぁー、あれができなかった」が毎日沢山残って消化不良気味が続いている。
7月中頃から2ヶ月は、今度は邪魔(?)なくらいボランティアが来るのだが。


サイクロンで倒れたままの街路樹


乗り切るために‥‥
さて私はといえば、“汗も”対策はお手上げ、冷えた水をガブ飲みしたり、
エアコンの効いた店に逃げ込んだり、無駄な抵抗を続けている。
You Tubeで古い曲を聴くのが暑中の歓びかな。
ちあきなおみの「紅い花」、プレスリーの「Amazing Grace」「an american trilogy」文句なし!
食のほうは細る一方。でも少しのお気に入りも。
4ヶ月前に漬けた“らっきょう”、オーツ麦と大豆レシチン入りのシリアルに
ヨーグルトをたっぷりかけて“きな粉(日本製)”をトッピングしたsumiko special、
そしてもちろんマンゴーも。キランママお手製のチョコレートケーキも大好物だ。
らっきょうはレッドチリを入れ過ぎて砂糖少なめなので、
日本人ゲストには不向きだが貴重な“元気の素”。
きな粉入りのspecialも手軽で滋味に富む一食、欠かせない。体力つながねば。


お手製“らっきょう漬け”


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