![]() 色の祭りホーリー、色水と粉で上機嫌の母と息子 |
すっかり溶け込んで、とは云えそうにないけれど、 コルカタの街と人のなかで、もう浮いてはいない、きっと。 喉や鼻をしょっちゅう痛めるこの空気も、ゴミも異臭も喧噪も 貧しさも豊かさも、カオス・コルカタが呑みこみ 人々のタフネスに導かれ、我が処すべきすべを教えられる。 便利も不便も、快・不快も気持ひとつ。 このカオスが不思議に心地よく思えると苦笑いする日本人も多い。 身構えなくていいせいか、建て前世界で人の目を気にする必要ないからか‥‥ |
![]() ハンセン病施設で、患者の子供たち(感染はしていない) |
国と国・人と人の違いで、常識が非常識、非常識が常識を少し理解して 怒らず、イライラせず、細事にこだわらず、ありがとうを期待せず、 感心もし、教えられもして、That’s India いい笑顔・寂しい表情の貧しき人々がいて、 財とstatusに執着する富める人々がいて 不器用でささやかな愛もあれば、大いなる無関心が幅を効かせ、 さまざまな改革を遅らせても、“世界の大国”への夢と自信を標榜する 不思議の国、インド。どう変わり、どう変わらないか、見届けたい。 |
![]() ハンセン病施設内で作られる義足・義手(木製) |
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