台湾駐在記

最上 繁

第25回 台湾の古都、台南市



台湾の歴史ある都市“台南市”へのツアーに誘われて出かけました。

台南市は、およそ330年前、 鄭成功がオランダ軍を撃退して以来、

200年以上、台湾の中心地として栄えた都で、日本と深い関係のある街です。



台南市内 台南市内




台湾西南部の熱帯圏に位置しますが、

訪れたのは、生憎とても寒い雨の日でした。

台南市は台湾第4の都市ですが、台北に比べると随分小さな町です。

高い建物が少なく、空が広く見えるのが心地よく、なぜか嬉しかったです。

多くの日本建築が残されていますが、老朽化がひどく崩れかかっています。



日本建築




久しぶりに、ガイドさんに連れられて、あちこち見学しました。



■孔子廟=コンツ−ミャオ



台湾最古の孔子廟で“全台首学”とも呼ばれ、

かつては台湾でもっとも由緒ある学問所でしたが、

今では近所の人たちの憩いの場所です。

小さな子供たちが少林寺の練習をしたり、

広場では幼稚園の運動会が開催されていました。



孔子廟 孔子廟 孔子廟




■延平郡王祠=イェンピンジュンワンツ−



台湾を支配していたオランダ人を撃退した鄭成功と、

その一族を奉るために建てられたもので、

日本統治時代は“開山神社”と呼ばれていました。

鄭成功は、母が長崎平戸の田川家の方で、日本で生まれました。

父は漢族で台湾海峡から東シナ海一帯を仕切っていた人物。

1600年代、すでに長崎と交流があったわけで、

深い繋がりを感じさせられました。

日本の神社のように願掛けがありました。



延平郡 延平郡 延平郡




■安平古堡=アンピンク−パオ

1662年にオランダが鄭成功に降伏したあと、王府を据えた城跡。

残念ながら、日本統治時代に取り壊されました。

日本人が撤退した後も多くのものが取り壊され、

往時の面影を残すものは、わずかしか残っていません。

歴史的、文化的遺産を保護することの重要性を改めて感じました。



安平 安平




■ 烏山頭ダム

大正8年から昭和5年にかけて、

石川県出身の“八田與一”技師が従事した、当時、東洋一の規模のダム工事。

その偉業を成し遂げた裏には、数々のエピソ−ドがあり、

日本人の功績が残っていることをとても嬉しく思いました。



ダム ダム 八田技師 八田技師




台湾には、各地に日本人統治時代の「何か」が残っています。

南部方面はとりわけ多く、

良いこと、悪いこと、判断の難しいこと、色々あります。

当時を知る人たちが80歳を越え、

語り継げる人が少なくなっていくことは残念です。





■ バスの中でガイドさんから聞いたこぼれ話。



台湾では、バイクは大人2人が定員で、子供はカウントされないそうです。

そういえば、“夫婦+子供3人”を見たことがあります。

たくましいパワ−です。

若い二人の関係を図るには、バイクの乗り方を見るそうです。

最初の頃は、女性が男性の肩に手を掛け、

二人の間には10〜30センチの隙間があるそうです。

仲良くなると、男性の腹から腰辺りに腕をまわします。

もっと親密になると、二人の間に隙間は無く、

女性の手は腰より下になるそうです。

ちなみに、女性が運転している場合は、男性の手は腰より上だそうです?


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