台湾駐在記

最上 繁

第23回 一年を通して海水浴が楽しめる、南国のビーチリゾート



台北から飛行機で約1時間、バスで約2時間の地に、ケンティン(墾丁)があります。

台湾の最南端で亜熱帯から熱帯のエリアです。

台湾に駐在してから海水浴に行ってなかったので、こちらの夏が終わる前に出かけました。

南国の自然の中で、多くの人が海水浴を楽しんでいました。



ビーチ写真 リゾートホテル




墾丁は、リゾートホテルや民宿が多くあり、

プライベートビーチを持つホテルも多く賑やかなリゾート地です。

ホテルの料金は高く、海岸に面した客室やビーチ直結の1階客室は通常の2倍くらい。

突然、旅行してみたくなって予約を取ろうとしたのですが、土曜日のこともあり良き部屋は満室。

しかし、高い部屋でなくて良かったと内心ホットしました。

墾丁が台湾では人気のリゾート地とは知らなかったので、人の多さに驚きました。

一番多いのはファミリーです。それも3世代での旅行です。

台湾の人たちは年老いた人たちとよく一緒に行動しています。

それと子供をとっても大切にしています。本当に感心しました。

初めての地を訪れる時の不安はやはり乗り物。言葉の問題もあり、不安だらけ。

空港からタクシーで行く予定でしたが、高雄空港の案内所で地図を探していたら

「タクシーは高いので、是非バスで行くように」と勧められました。

バスは272NT$ですが、タクシーは2,000NT$を越えるとのことでした。

でも、2時間を越える距離はかなり厳しいものでした。



海への道 バイク写真 船帆石




ホテルの部屋は残念ながら山側の部屋でしたが、海は間近。直ぐに浜に出て泳ぎました。

塩分は少し薄め? 波は穏やかで、久し振りに浮きました。

ひと泳ぎした後で、チョワンファンスー(船帆石)という巨大な岩が気になって見に行きました。

近くに見えたのですが、なんと片道2kmを歩きました。

大きな国道ですが、歩道はなく、すぐ側を車が飛ばして走り抜けていくので、

恐怖心を抱いての散歩でした。走行路線が日本と逆というのも気持ち悪いものです。

やっとたどり着くと、なんと高さが20m近い大きな岩が、取り残されたように立っていました。

ただ、それだけを見るためにひたすら歩いてきた自分たちがなぜか滑稽に思えました。



船帆石写真1 船帆石写真2 船帆石写真3 船帆石写真4




ホテルでは午前と午後に観光ツアーバスがあったので、

翌日の3時間コース(一人380NT$)を体験してみました。

1番目の見学地は、船帆石。

前日歩いた距離は、バスでは10分もかからず、なぜかがっかり…。



オーランピー写真1 オーランピー写真2 オーランピー写真3




2番目は、オーランピー。 北緯21度54分、東経120度51分、台湾最南端の岬です。

海に囲まれた公園で、台湾では最大最強といわれている灯台がありました。

散策が楽しめる遊歩道があり、熱帯植物が生い茂り、鳥の声が大きく聞こえました。

迷路みたいで、一瞬、怖いと感じたりしました。でも、海も空も青く、目が痛いくらいでした。

ここでの持ち時間は1時間でしたが、のんびり散策するにはとても足りません。

半分くらいしか廻れなかったのが心残りです。



ロンハンゴンユェン写真1 ロンハンゴンユェン写真2


3番目は、ロンハンゴンユェン(龍磐公園)。

壮大な海岸線を一望すると何ともいえない感動でした。

高台に立つと強風に当たり、吹き飛ばされそうな怖さがありました。

でも、これだけの眺望は初めての体験でした。

ぜひ、この感動を写真だけですが味わっていただきたいです。



ツーフォ写真1 ツーフォ写真2




4番目は、ツーフォ(出火)。

地中に溜まった天然ガスが沼地からずっと出ている場所で、 それが地名となったそうです。

何かほかに利用できないものかと思ってしまうのは年代の所為でしょう。

儲かっているのは土産物屋さんくらいかも。

暑い時期にはゆっくり見ていられません。



ヘンツュン写真




コースの最後は、ヘンツュン。

百数十年前に建造された城門が東西南北の4箇所にあり、南門は通行できませんが、

北門を通ってきました。残念ながら東門と西門は車窓からなので、不明。

やっぱり旅は歩くのが基本といえますね。

町は城壁に囲まれていたそうで、その一部が残っていました。

この城壁はガイドブックの説明によると、日本軍に対する軍事的拠点であったということです。

台湾の人たちのリゾートは海外が主流と聞いていましたが、この時期に、これだけ多くの人たちが、

台湾南端の地でのんびり楽しんでいるのを見て感動しました。

特に、3世代家族が中心の旅行風景は新鮮で、考えさせられるものがありました。

もともと、台湾では年配の人への配慮が素晴らしく、

地下鉄やバスでは席を譲る若者たちが多い国です。

中華料理の伝統である「円卓」はちょうどそのような3世代に渡る

交流の座席といえるのかもしれません。

歴史ある「円卓文化」に乾杯!


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