台湾駐在記

最上 繁

第21回 海のリゾート澎湖島(ポンフータン)



台湾の中部地区で「日月潭」「阿里山」と並ぶ有名な観光地、

「澎湖群島」に1泊2日の小旅行に出かけました。

台北の国内空港「松山空港」から澎湖島の「馬公空港」までは約45分、

1日に13〜18便もあり、高雄・台南・嘉義からの航空便や

船便もある便利なリゾート地です。

大小64の島々は玄武岩の火山群島ですが、海上からの強風のため

風化した平坦な地形で、殆ど平地の島です。

着陸直前に飛行機の窓から見える光景は若干奇妙で、

島が台地のように海に浮かんで見えました。

南の海に浮かぶ島は澄み切った青い海と変化に富んだ海岸線が面白いです。

代表的な漁法の一つであるハート型の石囲いも見られました。

メインの島は橋で繋がっていて、ドライブで移動しました。

ダイブで人気があるのですが、

該当する年齢ではないので・・・そのジャンルはわかりません。
    


アーカンクチュ アーカンクチュ アーカンクチュ 石臼と洗濯板



アー カン ク チュ・・・古き集落を保存、公開している「アーカンクチュ」では、

昼寝をしているおじいさんが突然日本語で話しかけてきたりして、

日本との歴史を実感しました。実は、飾ってある人形がとても精巧にできていて、

妙に感心していた拍子に声をかけられたのでビックリ!

懐かしい石臼や洗濯板も井戸の側に残っていました。



珊瑚礁の垣根 珊瑚礁の垣根 玄武岩の断崖



この島の垣根は珊瑚礁で積んであります。まるで蜂の巣みたいなイメージです。

島をドライブ中には玄武岩が隆起、陥没したためにできた断崖が間近に見られ、

多くの小さな島々は同様な形状と聞きました。



天后宮 天后宮 通りに座る番犬



天后宮・・・海の女神媽祖を奉り、1592年創建。

台湾最古の媽祖廟と言われています。ここの見どころは、

貴重な史跡と屋根がピンと跳ねた形がユニークな建造物です。

周りには土産店や屋台も多くあります。通りに堂々と座っている番犬?に、

ぎょっとする場面もありました。島の人々のユーモアが妙に面白いです。



澎湖跨海大橋・・・島をつなぐ大きな橋で、観光客が

記念写真を撮るポイントの一つです。この橋のすぐそばにある保安宮の

大榕樹と露天のアイスは最高です。

真っ赤なシャーベット状のアイスは人気の「仙人掌」から出来ています。



黒糖_



ヘイ タン カオ・・・一見、カステラのようなスポンジケーキが有名で、

多くの店で販売されています。地元の人に薦めてもらったのが写真のもの。

土産に持ち帰って、台北の友人にプレゼントしたら、本物! と喜んで貰えた代物です。



自然豊かなリゾート 自然豊かなリゾート 自然豊かなリゾート 自然豊かなリゾート



この自然豊かなリゾートアイランドは、新鮮な魚介類が堪能でき、

天然の生ガキやヘチマ、そして九孔(トコブシ)などが有名です。

海鮮料理を味わい、のんびりと過せる時間がありがたい。

島々はスキューバに人気があり、小さな島には船で渡るそうです。

ただ、7月は「鬼月」ということもあり、海水浴客は思ったより少なかったです。

それでも、台湾の人の国内旅行の人気箇所となっています。

週末には、1日あたり8,000人から10,000人の宿泊客があるそうです。

若い人のグル−プや家族連れが国内旅行を楽しんでいる光景が多く見られました。

ホテルの相場がトップクラスで2,500NT$(2人室)でした。

日本人が旅行社に手配してもらうと期待感があって、

初めての光景に出くわすと落差を感じ、ちょっとがっかりする悪いところがあります。

その土地の文化を受け入れ、楽しむべきですね。



付録:「鬼月」のこと

台湾では旧暦の7月を「鬼月」と呼んでいます。祖先がこの世に戻ってくる時期で、

この時に悪い霊も一緒に来て、人間を霊界に連れ込もうとするといわれています。

この期間は、水の中から足を引っ張られるので「水の中に入ってはいけない」

「海水浴をしない」その他、旅行、結婚、引越しなども避けています。

日本と同様に島国なので、夏のレジャーは海水浴が普通と思っていましたが、

意外に台湾の人が泳がない理由がその辺りにあるようです。

また、かつては、海岸線は立ち入り禁止が多く、

開放されたのが最近であることも影響しているようです。

「諸事不宣」といって、コントロ−ルできる全てのことはやらないほうが良い

という期間だそうです。また、今年は旧暦の7月が閏月となり、2回続くので、

「鬼月」は7月25日〜9月21日となっています。

その結果、来年の旧正月も2月中旬となるそうです。



ホームへ
*** バックナンバー ***
2005年 1月第1回「台北での『日本人イメージ』」
2月第2回「台北の正月」
3月第3回「台湾の旧正月」
4月第4回「時の流れに身をまかせ」
5月第5回「人の流れに身をまかせ」
6月第6回「台湾リピーターにおすすめの観光スポット」
7月第7回「台北市内の街並み」
8月第8回「台湾温泉レポート」
9月第9回「夏休み」
10月第10回「4Wの街・・・埔里(プーリー)」
11月第11回「台北ア・ラ・カ・ル・ト」
12月第12回「療養中」
2006年 1月第13回「台北病院体験記」
2月第14回「冬の台北に七夕飾りが舞う!」
3月第15回「九分プラス1は、十分」
4月第16回「台湾の不思議な世界へバス旅----Part2」
5月第17回「お引越し!」
6月 第18回「阿里山(アーリーサン)旅行」
7月 第19回「文化は波に乗って」
8月 第20回「台湾大学は市民廣場?」
9月 第21回「海のリゾート澎湖島(ポンフータン)」
10月 第22回「下町、山の手ぶらり散策」
11月 第23回「一年を通して海水浴が楽しめる、
     南国のビーチリゾート」
12月 第24回「台北のパフォーマンス」
2007年 1月第25回「台湾の古都、台南市」
2月第26回「住みやすい都市、台中市」
3月第27回「新幹線に乗りました?」

▲ページのTOPへ
Copyright (C) 2003-2006 HOTLINE Co.,Ltd. All right reserve.