台湾駐在記

最上 繁



第8回 台湾温泉レポート


台湾に駐在してから、休暇を利用して

近郊の温泉めぐりをしています。

今回は「台湾温泉レポート」をお届けします。




◆北投温泉(べいとうおんせん)


地下鉄MRT台北駅から淡水方面へ約30分、

新北投駅から歩いて5〜15分圏内に日帰り温泉施設

が多くあります。大正2年建設の北温泉浴場が

博物館として復元された「北投温泉博物館」では、

温泉の歴史を知ることができます。


公営の露天風呂は、平日はNT$20、土・日はNT$40

で入浴できいつも賑わっています。

温度差のある5つの露天風呂の一番熱い湯温は45度

近くあり、2〜3分しかもたなかったです。

泉質は標準的で濁りも無く入り易いです。

混浴なので水着着用。当初は、脱衣施設が古く、

トイレの中にいるような雰囲気でしたが、

新しい更衣室ができて臭いからは逃れられました。

台湾の庶民感覚が味わえる光景をお見せしたかった

のですが、残念ながら撮影禁止でした。

のんびり入浴している人たちはペットボトルを

持参で楽しんでいます。たまに外国人(私も外国人

ですが)のグループが入ってきますが、日本人は

殆ど見たことがありません。


すぐ近くに北投温泉最古の「瀧乃湯」があります。

約80年前にできた共同浴場で、昔懐かしの銭湯の

イメージです。そこから奥の方には温泉旅館・

ホテルがたくさんあり、人気は個室風呂、1〜2時間

単位で利用できます。NT$500〜1,000と様々で、

週末は待ち時間がでるほどです。

男女別の大浴場(露天風呂)は空いていて、

のんびり極楽、極楽という感じです。


お薦めは「亜太温泉生活館:Asia Pacific Resort」、

ここは上り坂の奥にあり駅からはタクシーで約10分。

男女別露天風呂でNT$500です。

一旦更衣室で、「甚兵衛さん」みたいな服に着替え、

脱衣所で再度裸になることを理解するのに数分

掛かりました。

ここらの温泉は個室利用と食事がセットになっている

ことが多いので、一人で行くのはお薦めできません。

北投温泉の川で足をつける「足湯」
北投温泉の川で足をつける「足湯」





◆天母(てんも)川湯温泉(温泉養生料理)


陽明山へ向かう行義路にあるのが天母温泉の「川湯」。

天母と言っても、高島屋や三越のあるエリアとは

異なり、山に向かう峡谷にある温泉街で、

私が行ったのは「川湯」。

先日、台湾のTVで「w加藤」で紹介されていました。

あたりいっぱい硫黄の臭いがたちこめ、これぞ温泉

という期待通りでした。

料金はNT$400〜、24時間営業しています。

露天風呂はがらすきで、のんびり堪能できました。

ここには温泉養生料理があり、日本で言えば、

料理旅館に食事に行く時に「ちょっと一風呂・・・」

といった感じです。カラオケコーナーもあります。

白く濁った臭いのある温泉で、

台北中心地からはタクシーでNT$300前後、バスも

あります。まぁ、おしのびで・・ですかね。




◆烏來(ウーライ)


先住民族だったタイヤル族の集落で「ウーライ」

とは彼らの言葉で温泉を意味しています。

ここは観光地としても楽しめるところで、

日帰り温泉施設が充実しています。

交通は、地下鉄MTR台北駅から終点「新店駅」

まで約20分、バスで約30分、NT$40です。

土産物店や食堂店も多く、名物は竹筒で炊いたご飯、

ちょっとクセがあるけれども、人気があります。

あとは地鶏。

川に沿った温泉街で、一番奥に落差82m、台湾一

の烏來瀑布と言われる瀧(白糸滝)があります。


ここには観光台車(トロッコ)があり、まるで

ジェットコースターに乗った感じのスピードで

走ります。料金は片道NT$50。

終点に着く直前、左側に瀧が見えてきます。

できるだけ左側に座ってください。景色が良いです。

終点から急な階段を登るとロープウェイ乗場、

ロープウェイで川を越して、瀧の上部に上がると

遊園地・雲仙樂園があります。

ここへ行こうと思うと、一息入れてからでないと、

かなりキツイ坂道の連続です。

家族向きの樂園なので、無理して行く必要はないと

思います。それよりも、タイヤル族の民芸品を売る

店やタイヤル料理を味わえるレストランがあり、

先住民の歌や踊りを見せる店の方が面白いかも

知れません。

日帰り温泉旅館も多いです。

「明月」という温泉施設で個室を利用しました。

1時間二人でNT$1,000。

折角だから1時間は短いかな?と思いましたが、

50の大台を越えた私と太太(家内)にはこれで十分、

40分位で個室温泉を後にしました。

泉質は無色透明でクセはありませんでした。

お_めは烏來では別格クラスのホテル・・・

「春秋烏來渡假酒店:Spring Park」です。

川沿いにあり、すべての客室が川に面しており、

露天風呂からの眺めも格別でした。

客室23室という小さなホテルですが、グレードと

料金は素晴らしいです。1泊2食がNT$13,000〜

32,000。一度は泊まってみたいです。

タイヤル族のモニュメント
タイヤル族のモニュメント

烏来の白糸滝
烏来の白糸滝

烏来のロープウェイから
烏来のロープウェイから






◆礁渓(しょうけい)温泉


台北から東部線電車で約90分、宜蘭県の礁渓温泉は、

アルカリ性で無色透明の温泉です。

200軒近い旅館・ホテルが温泉街を形成し、久々に

日本で言う「温泉町」にきた雰囲気が味わえました。


台北駅から自強号の座席指定に始めて乗りました。

景色が良い進行方向、左側の二人掛座席で、

指定席番号41・43番、二人一緒と申込んだのに

並んで座れないのではと思ったら、左側が奇数席、

右側が偶数席。台北市内の住所の並びと同じで、

台湾では常識でした。

座席指定は旅行社で前もって申込む方法で入手。

購入費用に別途NT$200必要で、これは駅に買いに

行ってもらう手数料だそうです。


途中、海岸沿いを走ると「亀山島」が見えるのですが、

その日は霞んで見えず残念でした。

座席指定と言っても、年末年始やお盆の新幹線の

座席指定の車両でも立ち客がいっぱい、まさに

そのような状況でした。

台北でとりあえず満席になるのですが、

半分以上が指定席券のない人達で空き席に座っている

だけなのです。指定席の人が乗り込んでくるごとに

立つ人が増えていきます。

週末を利用しての旅行でしたので、往復ともに

満席状態で通路もいっぱいで、座っていても頭の上で

飛び交う異国の言葉に落ち着かない90分でした。


今回利用したホテルは今年4月末にオープンした

ばかりのリゾートホテル

「礁渓老爺大酒店:hotel royal chiao hui spa」。

台北市内の老爺大酒店と同じです。

さすがに風呂はいくつもあって、洞天男女風呂の他に、

野天活泉風呂(Open-Air Spa)や

觀景游泳池(Swimming Pool)は家族で賑わっていました。

客室の風呂も温泉で1泊2日で計4回入浴しました。

料金ですが1泊2食で、NT$5,000〜7,000です。

翌日はタクシーをチャータして、2〜3時間付近を

案内してもらいました。国立伝統芸術センターという

のがあり見学しました。ホテルからは車で約1時間、

古き街並を再現した建物で伝統工芸品が販売されて

いました。劇場もあります。

ただ、暑さ厳しき中を歩くのはもたず、チャータした

タクシーに戻りましたが、まるでサウナ状態で、

再度ダウン。

こんな時は前もって、冷房を利かせておいて欲しいと

言いたくても何とも言えない自分に腹立たしいです。

語学は大切ですね。

礁渓温泉の客室内湯
礁渓温泉の客室内湯

礁渓老爺大酒店
礁渓老爺大酒店

伝統工芸センターの古い街並み
伝統工芸センターの古い街並み






以上、台北近郊の温泉各地の報告でした。

残念なのは、言葉の不自由さゆえに

写真がとれなかったことです。

ドライブ好きの小生には運転ができない台湾での

生活が唯一の不満かもしれません。

温泉地巡りは車の方が楽しいかもしれません。

それは日本に戻った時の楽しみに置いておきます。

それはいつかな・・・?




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