台湾駐在記

最上 繁



大理石の峡谷
Photo : 大理石の峡谷
太魯閣峡谷(タイルーコーシァークウ)の燕子口のトンネル

第1回 台北での「日本人イメージ」


台北に着任・駐在して半年が過ぎました。
興味よりも現実が優先する生活に入りました。
まず、食事は1日3回中華料理を
連続して食べるだけの体力・気力がありません。
和食と無国籍料理を優先していますが、
日本からのお客様や友人が来ると
中華料理が優先となります。
楽しみに来られているわけですから
「それなりのお店」へご案内するのも、
駐在員の仕事のひとつです。

中華料理に欠かせない「円卓」の文化と
和食の「一人膳」では食する時の体制が違います。
大皿の料理を順番に取っていく方法と、
一人分ずつ盛られたものとの違いが、
台湾から見た「日本人」のイメージを
固定化しているようです。

日本人は「三快」だそうです。
「説(得)很快」=喋るのが早い、
「吃(得)很快」=食べるのが早い、
「走(得)很快」=歩くのが早い、ということです。

「説(得)很快」は、
耳にしたことがない言語は違和感があるので、
日本人は早口と決めてしまうのは疑問と言えます。
中国語=北京語の会話の方がもっと早く感じられます。

「吃(得)很快」は、食事の歴史的背景もあり、
日本では静かに無駄口をたたかず、
もくもくと食べるのが美的文化と賞賛されていた
時代が会ったように思えます。
円卓の文化では交流がメインで、
料理は目的と手段を兼ね備えている文化と言えます。
ここでは、「喋り」「語り」
「愉しむ」「交わる」ことが
優先されていたのではないでしょうか?

「走(得)很快」も人によりけりで、
一般的に日本人が早足で歩いているように
思われているのはちょっと意外です。
ビジネスタイムとオフでは調子も異なります。

実は、台灣に限らず他国の人の印象は全てこのようで、
本当は皆同じというのが
判りつつある時代に入ってきているように思えます。
「観光」を通して交流というものに
携わっていくのであれば、
改めなけねばいけない「事柄」が非常に多く、
現実を確認していくことで、
新たな「交流」=ビジネスチャンスが
ころがっているような気がしています。
駐在しているから、
より細かな印象を受けているのだと思ってます。


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3月第3回「台湾の旧正月」
4月第4回「時の流れに身をまかせ」
5月第5回「人の流れに身をまかせ」
6月第6回「台湾リピーターにおすすめの観光スポット」
7月第7回「台北市内の街並み」
8月第8回「台湾温泉レポート」
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     南国のビーチリゾート」
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2月第26回「住みやすい都市、台中市」
3月第27回「新幹線に乗りました?」
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