笑・プラザ


OKADA'S BACKNUMBER
5年続いてきた町興しグループが、ここに来て大揺れになった。
原因は、メンバーの高齢化で、通院する人が増え、
そのうちの2人が、定例の木曜日に参加できなくなったことによる。

なにせ、たった一つの事務所を、
色々なグループが曜日や時間を使い分けして、
打ち合わせや行事をやっているので、
木曜以外に変えるにしても、空いている日は無い。
他で借りるにはお金が無い。ここは無料だから。
かといって、木曜で2人抜けたら、
残りは5人になってしまい、活動に大きな支障が生じる。

そこで、全員で喧々諤々議論したが、行き詰まってしまった。

皆が暗く黙りこくった席で、一人が強く言い放った。

「もう、こうなったら、金曜日にやってる生きがいクラブに、
木曜と代わってもらえないか交渉しよう。
それが駄目だったら、解散するか、うんと規模を縮小しよう」

「そりゃ、代わってくれたら云う事なしだが、どうかなぁ」

「と、とにかく、当たって砕けろだ。
まあ、条件としたら、お互いにメリットのある事を
見つけなけりゃならんが、さあ、どうしたもんかなぁ」

幹事が手土産を持って、ひたすら低姿勢で話し込んだ結果、
曜日を交換することに、見事成功した。

条件はこうだった。
生きがいクラブが曜日を変更すると3人が参加できなくなるので、
その穴埋めに、町興しグループから、
3人以上が生きがいグループに参加する。

今後、両グループは、できるだけ共通のイベントを行うことで、
より活性化をはかる。

こうした上で、生きがいグループに参加できなくなった3人に、
金曜の町興し活動への参加を勧めてみる。
共通の活動の時なら、きっと参加してくれるだろう。

両グループは、小さなホテルで、ランチパーティを行った。
やってみると、新しい発見や興味ある活動なども出て来て、
話が大いに盛り上がった。

高齢者の生きがいは、自分の幸せづくりと共に、
大方の人は、同じような高齢者や、後に続く人たちにも、
何か喜んでまらえる事をやって行きたいという点にあるなと、
強く意識づけられた。
やっぱり、小さな殻に閉じこもっていては、
知らぬ間に、精気の無いしょぼくれ集団になってしまう。

両グループとも、見違えるほど元気になって、
ずっと協力して行こうと強く誓い合ったのだった。



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