笑・プラザ


OKADA'S BACKNUMBER
「また、新しい友達が出来たよ」

「エッ! さっきは病院へ行ったんでしょう。そこでどなたかに会ったの?」

「いやね、どうもお尻がおかしいんで、外科に行ったわけよ。
それで、これは、このまま薬で抑えてゆけば悪くならないが、
薬は、一生使い続けなさいという診断。
だから、新しい病名の友達が出来たって感じだね。
まして、月に一回は病院で経過を観察すると云うんで、
まあ、病気も先生も永く付き合う友達みたいになったんじゃないかな」


「なんとまあ。病気と先生のお友達なんてーーー」

「これで友達付き合いは、月に5組になった。結構忙しいね」

「なんですかそれ」

「まず、安近短旅行クラブの例会。なんでも歌おう会の例会。
何でも食おう会の例会。
もう何年も世話になってる内科。これも月一回だから、薬代だって何十万だねえ。すごいね。
そこへ、今度の新しいお友達ってわけさ」


「前の方のお友達は明るいけど、後ろの方はねェ。
でも、これからは、私にも、そんな、切っても切れないお友達が増えるでしょうね」


「そんなに深刻に考えることなんかないよ。
今日の病院でも、おんなじ病気で随分永く通ってる先輩も居たしね。
その人なんか、あの頃は先生も若かったなぁなんて、
懐かしそうに、いろいろ話をしてくれてね、
すっかり信頼して命を預けている感じだったよ。
こんな風に、病気の友達に負けない、頼れる友達があれば、
これはこれでいいんじゃないかな」


「そですね、ものは考えようですものね。
さし当たって、二人とも、命にかかわるものは無いし、
体が動けば、明るいお友達だって出来るでしょうしね。
あなたも出かける所が増えて、退屈しないで済みますね。
ハハハハ」


「そのうち、子供達が新しい孫を連れて遊びに来てくれるだろうし、
みんなで旅行にでも行きたいね。
世〜の中 み〜んな 友達 友達。
病〜気もガ〜ンも 友達 と〜も〜だ〜ち〜」


「なんだか破れかぶれみたいね。まあ、強い心で、やってくださいよ」



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