介護の現場から


今年は秋がなく、一気に寒くなりましたね。
すでにインフルエンザが猛威を振るいだしたのか、
集団感染によりお亡くなりになった方々のニュースが流れていました。
私も、早速予防注射を受け、うがいと手洗いを行う様に、気をつけています。
電車や街中でも、マスク姿の方々が多いです。
皆さんも、お気を付け下さいね。

さて今回は、施設をご利用になられたAさんのご家族について、お話をしたいと思います。
Aさんと私が初めてお会いした時、Aさんは認知症を発症し数年が経過した頃でした。
とても穏やかに微笑まれ、お声をかけると、
頓知のきいたお答えが反って来るような、ユーモアに溢れた方でした。
養子の息子さんご夫婦と共に暮らし、
お嫁さんの一生懸命の介護で、在宅生活を過ごされていました。

数年が過ぎ、在宅での介護が困難になり、Aさんは介護老人保健施設へ入所をされました。
Aさんが入所されてからも、殆ど毎日朝な夕なに何度もAさんとの時間を持つ為、
お嫁さんが施設へと足を運ばれました。
時にはお庭に咲いたお花を持ち、時には家庭料理を持参し、
時には季節を感じて欲しいとお散歩に行かれたり。
Aさんの認知症が進行し、会話が成立せず、反応を示さなくなられてからでも、
それはずっと続けられました。

お嫁さんの行動も素晴らしいと感激しましたが、
Aさん自身もお嫁さんと素敵なキヅナを紡いで来られたのだと言う事が、
ひしひしと伝わってきました。
最近は、希薄な家族関係も多いなか、本当に心温まるご家族でした。
私達は、Aさんのご家族の様な方々に支えられて、頑張れています。
その方々の幸せなご縁をつなげて行きたいものです。


永らく連載させていただきましたが、今回をもって終了とさせて頂きます。
ご愛読ありがとうございました。
またの機会をおたのしみに。


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