介護の現場から


暑さが去ったかと思えば、急に寒くなりました。
過ごしやすい気候と言うのが本当に短くて、体調管理が大変ですね。
服装の調節も難しく、毎日悩みどころになってます。

さて今回は、認知症を発症されたある女性Aさんについてお話をしたいと思います。
Aさんは、これまで子供夫婦と同居をし、
デイケアに通いながら身の回りの事はご自分で何でもして来られた90歳の方です。
今回、膝関節の痛みが急激に強まり、突如歩行不能となられました。
救急搬送された病院で手術を受け、足の痛みは無くなったのですが、
認知症状が出現して来ました。
足のリハビリは順調に進んだのですが、認知症状は進行するばかりです。
主治医からは、『自宅に帰るのが認知症には一番の薬だ』と、
ご家族は説明を受けましたが、日常生活すべてに混乱しているAさんを、
自分達が見ることにとてつもない不安をご家族は持たれました。
そこで、先ずは専門のスタッフが揃っている介護老人保健施設にお世話になり、
生活状況をみて在宅復帰の可能性を探って行く事になりました。
Aさん自身もリハビリには意欲的で、分からないなりにも老健での生活を、
ご自分なりの理由付けのなかで受け止められ、環境に馴染んで来られています。
日々当たり前に過ごしている環境が、何をきっかけに崩れるかは、誰しもわかりません。
しかし、そんな時こそ一方的な病院の利益のために促されるままになるのではなく、
色んな選択肢が有ることを教えてくれる専門家、
病院であればソーシャルワーカーに相談をして頂きたいと思います。


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