介護の現場から


世の中、政権交代で祝福ムードですが、
皆さんの周辺では何か変化はありましたでしょうか。
介護保険に携わる者の一人として、
民主党の掲げるマニフェストには気になる事が何点かあります。
例えば、『後期高齢者医療の見直し』とか、『障害者自立支援法の見直し』など。
制度が変わる度に、私達から言えばご利用者が混乱され、
現場が混乱し、大変な思いをしてきたので、
これからは良い方向に変わって行ってくれればいいな、と切に願うばかりです。

政権交代の話はさておき、今月の話題に移りたいと思います。
先日お会いしたAさんは、昔かたぎの職人だったそうで、
奥さんには何も言わせないと言う威厳のある方でした。
何をするにも奥さんの手伝いが必要で、特に三年ほど前にご病気をされてからは、
歩行される時には必ず奥さんが付き添われる状況だったそうです。
私が初めてAさんにお会いした時も、
「あんたらに世話になる必要はない」と話をなかなか聞いて頂けず、
ご自分の体に無理が効かなくなって涙ぐむ奥さんにめもむけず、静かに淡々と断られました。
私達もそこで引くわけにはいかないので、話題を変えながら、
漸く奥さんの体調が良くなるまでの間だけサービスを利用して頂ける様にお話をし、
ご了承を頂く事ができました。 私達の関わりは、まだまだこれから。
課題は山積みですが、少しづつ増えてきた笑顔をもっと増やせるよう、頑張りたいと思います。


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