棚からボタモチ

そんなこんなで、家は、少しずつ着実に仕上がって来ています。
まだ残っている懸案もいくつかありますが、
家として「平常心」で使えるようになりました。
秋には、コンサートの為に出演者全員で、合宿をしました。

さて、実はもう一つ大きな懸案がありました。

庭作りです。
お隣との境界の壁に、壁面緑化の提案を受けて、最大8メートルの高さの壁面に、
自動給水装置と共に、植物の植わったポットをはめ込んで行く為の土台を取り付けました。
数千個の鉢を入れ終わると、なかなかの壮観でした。
このデザインと作業は、個人の庭では、前例がないと言うことで
業者さんがなかなか見つからなかったのですが、
とても熱心な所があって、やってくれました。
でも、壁面は張り切ってくれたものの、
庭に関しては、ウソのように熱意がなく、こちらは戸惑うばかりでした。

当初、私は、ピンクのオールドローズを中心とした
庭にしたいと希望していましたが、
出てきたプランには、オールドローズは見当たらず、
モッコウバラが30本と書いてあるだけ。
(30本も植える広さはありません。)
さらに、区の条例で、木も植えなくてはいけなかったのですが、
あまり知識のない私が、オリーブがいいと言ったら、
1本のオリーブの横に、ツツジ15本と書いてありました。
もちろん15本など、植えられる広さはありません。
それはともかく、素人の私が見ても、昔の昭和の庭にあったような木ばかりで、
昭和の庭は、それはそれでいいけれど、私の希望とは違いました。
もう一度、バラを入れてプランを考えて下さいと返したら、
次に来たものには、紫蘇、エゴマ30本と書いてありました。
話の中で、食べられるものがあってもいいですね、
と言ったのは確かですが、紫蘇やエゴマを数十本とは・・・。
ちなみに、モッコウバラは、バラっぽいけどバラではなく、
色も、ピンクはなく白か黄色だけのものです。
何故、モッコウバラなのですか?と聞いたら、
「バラは、棘が痛いから、やりたくない」と言われました。
モッコウバラにはトゲがないのです。
そのような経緯があり、
もう花の季節には間に合わない時期になってしまいました。
他の業者を探し始め、何件か、候補の会社はありましたが、
皆さん、オリンピック需要で、良いお仕事があるそうで、
個人の庭に係わってる暇はない、と言う態度でした。
でも、それなら断ってくれれば良いのですが、
プランを出しますと言ったり、
良いデザイナーを紹介すると言ったりしてから、音信不通になり、
半年あまりを無駄にしてしまいました。
そのほかにも熱心でよい方が見つかっても、バラ専門だったり、
家のデザインを無視した庭作りだったり、
でなかなか進まなかったのですが、
ようやく、共感出来るプランを出してくれた所があり、
2月か3月に着工出来るかな・・と言う所まで来ました。
今年の春か秋には庭に花が咲きそうで、期待しています。

いまだに、関係者での完成お祝いも出来ていませんが、
今年中には何とかけじめがつけられるかなと感じています。

家を建てる事の大変さを知り、
次は経験を生かして・・・と言う訳には行かないのが家ですね。

でも、喜んだり、怒ったり、笑ったり泣いたり、
色んな事があったプロジェクトでしたが、
考えてみると、色々あっても、最後まで付き合ってくれて、
やはり良い人が関わってくださった、と思えています。


さて、このマンスリーホットラインが終わってしまう事になりました。
突然のお別れに、こんなにサボってばかりの私でしたが、
とても淋しく感じています。
面白いことがあると、マンスリーに書ける!とワクワクしていました。
10年くらい経ったでしょうか。
始めは愛犬Joが主役でしたが、年を取って死んでしまいました。
愛情をいっぱいくれたJoとお別れし、天才Kとは今も変わらず仲良しです。
天才ぶりも、もう書くところがなくなってしまいますが、
これからも、面白いことには敏感でありたいと思っています。

いつも、遅刻の私に、文句も言わず、付き合ってくださった、ホットラインの皆さま、
そして、読んでくださった皆さま、本当に、ありがとうございました。

すき焼きのたまごに、愛をこめて。


 


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